朝食を取る?取らない?~健康のために知っておくべきこと~

皆さん朝食は食べていますか?

3食しっかり食べる。これは誰もが知る常識ですよね。

しかし朝は忙がしかったり、ギリギリまで寝ていたいからと朝食をぬく人は多いのではないでしょうか。

朝食は食べたほうがいいの?食べなくてもいいの?

皆さんはどう思われますか?

実は近年では「朝食は食べなくていい」という説が有力になっています。

なぜ食べなくてもいいのでしょうか?

その理由を解説していきます。

目次

腸や胃のデトックスタイムを作る

デトックスとは皆さんご存知の通り「体内の悪い物を外に排出する」ことです。

我々の体は口から入るもの、肌で触れる物など、色々な要素で毒素を取り入れています。

体の中に入ってしまった毒素は腸や脳など、体のいたるところでデトックスしているのですが

朝食を取らないことで、このデトックスを促進することができます。

消化するものがない時に働く

人間の持つ本来のデトックス機能は胃や腸に消化するものがなくなった時に働きます。

体は胃や腸に食べ物が入っていると、消化や消化した栄養を代謝することに力を使うのです。

3食しっかり食事をしていると、ずっと胃や腸に消化するべきものがある状態ですので

デトックスのための時間がなくなってしまうわけです。

そのため、あえて朝食を取らないで、胃や腸の中身が空っぽの状態を維持し、デトックスのための時間をつくってあげます。

そうすることで体の中に溜まった毒素を排出することができます。

抜くのは朝食じゃないとだめなのか?

結論から言うと、胃腸内が空っぽの状態を維持できるなら朝食である必要はありません。

十分なデトックスタイムを作れるなら昼食でも夕食でもいいわけです。

朝食を抜くことをおすすめする理由は簡単だからです。

「夕食後→就寝→起床」 までの時間は短い人でも6時間~8時間は空きますよね。

長い人で言えば10時間~12時間ほどでしょうか。

そうすると朝起きた時、胃腸の中は空っぽです。

そのまま朝食を取らなければ、お昼ごはんを食べるまでにさらに5時間~6時間空きます。

トータルで短くても10時間~14時間、長ければ15時間~17時間ほど空けることができます。

しっかりデトックスするなら16時間空けることが推奨されていますが

ライフスタイルによって空けられる時間は様々だと思います。

要は胃腸が空っぽの状態からデトックスタイムまでの時間をしっかり取ることが大切で

その最も簡単な方法が朝食を抜くことなのです。

お腹の音がデトックス開始の合図

お腹の音が「グ~」となると、「お腹が空いた!ご飯たべよう!」となりますよね。

実はそのお腹の音こそ体がデトックスを始める合図なのです。

お腹の音が鳴ると言うことは胃の中が空っぽの証拠。

その後すぐにご飯を食べてしまうと消化吸収に力を使うので、デトックスはできません。

1日1回、朝昼晩どこかのタイミングでお腹の音が鳴った後

数時間空けることで体の中をデトックスして健康な状態を保つことができます。

水分はしっかり取ろう

食事を抜くとなると、水分も抜いてしまう人がいますが

水分はしっかりとりましょう!

抜くのは「固形物」です。水分ではないのでご注意ください。

特に朝起きた時は、就寝中何時間も水分を取っていない状態ですので

脱水症状になっています。

寝起きに水を飲むといい目覚ましにもなります。

コップ一杯でもいいのでまず水を入れましょう。

また、デトックスの為にも水分は必要です。

代謝するためには体の各器官が水分を必要としますし、デトックスした毒素を排出するために

排便を促す効果もあります。

人間の体の約60%は水分でできています。

適切なデトックスの為にも水分はしっかりとりましょう。

朝何を口にしていいの?

朝食を抜くのはいいとして、朝は水以外なにも口にしてはいけないのか?

というと、そうではありません。

ただ朝食を抜くだけだと、お腹が減るし、気分が悪くなってしまう人もいるでしょう。

固形物はなるだけ避けて、朝取り入れるといい物をご紹介します。

①バターコーヒー

健康意識が高い人の間では常識になりつつあるバターコーヒー。

これはフレッシュなコーヒーに、グラスフェッドバターやギ―、MCTオイルなど

良質な油を入れたものです。

バターやギ―を入れるとクリーミーなコーヒーになります。

さらに、良質な油は胃や腸を保護し、満腹感を持続する効果があるのです。

コーヒー一杯では満腹にはなりませんが、デトックスタイム中の空腹感を緩和してくれます。

②スムージー

朝のスムージーを取り入れている人は多いかと思います。

ナッツやシード類、野菜をふんだんに使ったスムージーは栄養が豊富で

それだけでお腹がいっぱいになります。

牛乳ではなく、豆乳やココナッツミルクを使うなどアレンジも豊富にできるのがいいですね。

見栄えがきれいなスムージーは朝から得した気分になります。

③ヨーグルト

朝食にヨーグルトを食べると健康にいいとは、皆さんご存知のとおりです。

胃酸があまり分泌されていない時の方がヨーグルトの栄養を吸収しやすいと言われています。

色々なヨーグルトが売っていますが、乳酸菌入りのヨーグルトがおすすめです。

できれば砂糖不使用のヨーグルトがいいですね。

プレーンタイプでは酸っぱいという人は

ブルーベリーやバナナを乗せたり、ハチミツを少量垂らしてみるのはどうでしょう。

④グラノーラ

最近スーパーでもよく見るようになってきましたね。

オーツや大麦など色々な穀物が摂取できる優れものです。

グラノーラは朝食にもってこいですが、食べすぎると消化に力を取られるため

少量を食べるようにしましょう。

グラノーラは甘くするために砂糖や人工甘味料が多く使われているものがあります。

買う時はそういったものが使われていないものを選んでください。

⑤プロテインバー

手軽に食べられて高い栄養を摂取できます。

バターコーヒーと一緒に食べるとお腹が膨れます。

手軽なので食べすぎには注意が必要です。

朝食を抜かないほうがいい人もいる

体のデトックスのために朝食を抜いて空腹時間を空けたほうがいいとお話してきましたが

人によってはちゃんと朝食を取ったほうがいい人もいます。

妊婦さん

妊婦さんは赤ちゃんのためにもしっかり栄養価の高い食事をとったほうがいいです。

つわりやホルモンバランスの乱れで食欲が出ないことも多々ありますが

あえて食事を抜くようなことはしないようにしてください。

成長期の子供

15歳くらいまでの子供の体は完成していません。

そのため貴重な栄養摂取の機会を減らしてしまうと成長に影響が出てしまいます。

特に10歳未満の子供は脳の発達にも影響を及ぼしますので

しっかり栄養価の高い食事を与えてあげましょう。

持病がある人

何か持病を持っている人は、朝食を抜くことでめまい息切れを起こす可能性があります。

まず医師に相談しましょう。

持病がある人はデトックスも大事ですが、食事内容に気を付けたほうがいいでしょう。

まとめ

日本人が当たり前だと思っている3食しっかり食べるという常識。

体のデトックスや健康のためには、あえて空腹の時間を作ることも大切です。

近年では栄養過多で生活習慣病になる方も増えています。

朝食の固形物を抜いて、体にデトックスの時間を与えてあげましょう。

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